やまだゐのぶろぐ

やまだゐげーむず / やまだゐおんがく やまだゐのブログです。文字書くの割と好きです。

Kemperを購入した理由ときっかけ

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

 


最近不幸なことが立て続けに襲い掛かってきて
少しばかり落ち込んでおりますやまだゐでございます。

 

 


タイトルにも書いておりますが、
最強のアンプと言っても過言ではない

Kemper Profiling Power Rackを購入しました。 Kemper Profiling Power Rack  
Kemper Profiling Power Rack   



過去の記事に記載しておりますが、
私はケトナーの真空管アンプを2台所有しています。

ライブの音作りは基本的に真空管ありきで行っていましたし
ギターをアンプに直で繋いで歪ませたパワフルな音が大好きです。
 
 
 

しかし、先月10月22日に小倉FUSEでのライブにて
私のTriamp MK2はお亡くなりになってしまいました。
 

出番直前の音だしではピンピンしていましたし、
鳴らしていて特に異常を感じることもありませんでしたが、
裏に戻りSEが流れステージに立つまでの約5分ほどの間
とこかしらの回路が壊れたのかパワー管が逝ったのか
パネルの青いネオンが消え、音が鳴らなくなっておりました。
 
 
 
 

そんなこんなで急遽ギターを置いて歌ったり、
スタッフさんに備え付けのマーシャルに差し替えてもらったり、
中々忙しいライブをする事になりましたが、
 
 
 

色々終えて

"アナログな機器は壊れやすい"

って事に気付かされました。
 
 
 

フェスに出るような大きいロックバンドも
真空管アンプ等のアナログなアンプが主流と思いますが、
そういう人たちっていざ壊れたとき用に
アンプをもう一個置いてたりします。
 

また、メンテナンスにも
惜しまずお金をかけている人が殆どでしょう。
 
 
 

対して、私のようにライブの度にお金が減っていくような
苦しい活動を続けていると
同じアンプを2台買うなんて考えられませんし、
メンテナンスなんか出してるとかなりお金がかかるので
まともにご飯が食べれなくなります。
 
 

でもやっぱり備え付けではなく
自分のアンプを使いたいものです。
 
 
 

そこで、
最近ではプロのミュージシャンが使っている事も
多く見かけるようになった俗に言うデジタルアンプの
Kemper Profiling Amplifierに着目しました。
 
 
 

せっかくなので私の使用していた
真空管アンプのTriamp MK2と比較していきたいと思います。
 
 

■メリット

1.壊れにくい

冒頭にも書きましたが、
中に真空管と言う極めてデリケートな存在が
入っていないため、
よほど大きな衝撃を与えない限り壊れないと思います。
 
あくまでも真空管と比べるとですけど...
 

2.コンパクトで軽い

真空管の入ったアンプは
基本的に大きくかなりの重量がありますが、
Kemperは非常にコンパクトですし、
3Uタイプのラックケースに入れてもなお
真空管アンプより倍以上軽いです。

※参考:Triamp MK2(ヘッド単体) 約22kg, 
    Profiling Power Rack(ケース込み) 約10kg
 

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / 3Uラックケース

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / 3Uラックケース

 
 

3.音が多彩

一番の取り柄だと思いますが、
Kemperの音の種類は
この世のアンプの数と同じだけあるといっても
過言ではなく、ほぼ無限に近いです。

Triamp MK2もリード、クランチ、クリーン
各2チャンネルの計6チャンネルあるので
正直十分ではありますが、
アンプ自体を急にしかもお手軽に変えられるのは
正直むちゃくちゃ強いです。

AメロはFenderでBメロはケトナーでサビはマーシャル
なんて贅沢な事が容易に出来てしまいます。
 
 

4.宅録に強い

作曲をしてRecをする上で
プリプロ(Pre-production:簡易的なRec)は
欠かせないので、必然的に宅録をすることは多いです。

Triamp MK2にもRED BOXと言う
ライン録り用のoutがあったりしますが、
マイクで録った時の空気感や立体感のようなものは
当然の如くありません。

対してKemperはマイクで録った時の音(マイクの種類や位置まで)を
シミュレート出来るため、
プリプロ音源のクオリティがむちゃくちゃ上がります。
 
また、同じ要領で録音しているYouTubeの演奏動画も
同じく音のクオリティが格段に上がります。
購入に至った理由はこれもかなり大きいです。
 
なお、Kemperにオーディオインターフェース機能は
搭載されていないので、
宅録をしたい場合は必ず
インターフェースを購入しましょう。
(ステレオ入力可能なものがオススメです)
 
STEINBERG ( スタインバーグ ) / オーディオインターフェイス
STEINBERG ( スタインバーグ ) / オーディオインターフェイス
 
 
 
5.セッティングが楽
 
先日新曲のレコーディングにてKemperを使用しましたが、
音作りがほぼ完璧な状態でスタート出来る上に、
マイクを立てる必要が無いので準備が物凄く楽です。

全ての機材を片した後に
もしフレーズのミスが見つかった場合も
アンプやマイクの位置などを気にすることなく
気楽に録り直すことが出来ます。
 
これはマジで革命だと思います。
 
ライブでもDIをお借りしてラインでアウトすれば
同じくマイクを立てる必要がありません。
ライブのオペさんからもやりやすいと好評です。
 
その際キャノンケーブルはなるべく持参しましょう。
 
CANARE ( カナレ ) / マイクケーブル 3m
CANARE ( カナレ ) / マイクケーブル 3m
 
 
 
 
 
■デメリット
 
1.操作が難しい
 
アナログなアンプのつまみって
VOL,GAIN,TRE,MID,BASS,PREの6つが基本で、
後はチャンネル切替用のスイッチとか
エフェクト用のつまみ等々があったりしますが
基本的に説明書を見なくても分かりやすいです。
 
その点Kemperはデジタル機器なので
つまみやらスイッチやらたくさんある上に
基本的に1つで色んな役割を担っているので、
説明書読まないとまず分かりません。
 
慣れれば良いだけの話ですが…
 
 
 
2.真空管っぽいが真空管ではない
 
このKemperと言うアンプは真空管や各種アンプの特性を
もの凄い精度で再現してくれます。
 
しかし、分かる人にはやっぱり違いを感じずには居られないものです。
 
例えるならば味を頼りにおふくろの味を
おふくろ以外の人がかなりの再現度で作った感じでしょうか。
 
私個人としてはボリュームを絞った時のクリーン感が
やっぱり真空管ではないなと言う感じがしました。
 
まだまだ使いこなせていないだけかもしれませんが…
 
 
 
3.高い
 
と言う人が居ますがTriamp MK2でさえ
定価は240,000円ほどしたわけですし、
これほどの機能が詰まったハイエンドな機材としては
妥当なお値段な気がします。
 
でもまあ安くはないよね。
 
 
 
 
 
以上!
 
 
もっと長く使っていれば良い点悪い点が
もっと見えてくると思いますが、
ぱっと思いつくので言うとこんなところでしょうか。
知識がかなり必要な機材であることは間違いないです。
 
 
今後ライブに動画にガンガン使っていきたいと思います。