MIDI備忘録 part.1
私が使っているアンプ、
Hughes & Kettner TriAmp MKⅡは、
かなり大きめのスイッチ
HUGHES&KETTNER (ヒュースアンドケトナー) / STAGE BOARD
が付属しており、
使いたいチャンネルを選ぶことと
SEND RETURNに繋いだエフェクトの
オンオフを切り替えることは簡単に出来ます。
ただ、アンプのチャンネルと、
エフェクトを同時に切り替えることは
両足を使う事になりかなり難しいです。
また、重量もかなりあります。
だいたい2.5kgくらい?
そんな不満を解消したい時に是非使いたいのが
MIDI (ミディ、Musical Instrument Digital Interface)
というものです。
これを使えばなんと、
チャンネルもエフェクトも
一つのスイッチで
一気に切り替えられるという
便利な機能?規格?です。
ただこの便利なMIDI、
便利なだけあって設定が
むちゃくちゃ難しいのです。。
しかもアンプによって手順が違うため、
ネットを調べても中々載っていない。。
最近知り合いの凄腕ギタリストの方に
Hughes & Kettner TriAmp MKⅡの
MIDI制御に関して詳しく教えて頂いたので、
忘れないようにここに記します。
1.アンプとMIDI機器を繋ぐ
MIDIの端子とは
こんなやつです。
ちなみに、
MIDIって電気信号を飛ばしてるだけなので
音質には影響がないため
シールドよりも安く買えます。が、
あまり安すぎるのも
耐久性的にオススメできません。。
私はこれ
CLASSIC PRO (クラシックプロ) / MID050
を使っていて、
ライブ直前に事故りました。
(扱い方が悪かったのかもしれないけどね!)
Rolandのやつを買っておけばきっと安心です。きっと。。
(ライブ会場で使う場合は5m以上をお勧めいたします。)
それと、MIDIは機器によってpinの数が違いますので、
ケーブルは購入前に確実に確認するようにお願い致します。
今回使う機器はどちらも5pinです。
(調べずにCAJの6,000円位する7pinを買って完全に失敗しました。。)
今回はこんなMIDI機器を使います。
(凄腕ギタリストの方に頂いた貴重な機器です。。)
裏面を見るとMIDIアウトがあります
しっかり挿しましょう
お次はケトナー側です
TriAmp MKⅡには、
2009年以降からMIDIモジュールが
標準搭載されています。
こちらにも…
ぶすっと
※アンプを操作する場合は必ずINに挿しましょう
MIDIレシーブチャンネルは
今回"1"にしておきます
ちなみに、"OMNI"をONにしていると
どのチャンネルでも受信できるようになるのですが、
予期しない動作をする可能性があるので、
手持ちのMIDI機器とチャンネルは
合わせておいたほうが賢明です!
ただ、今回のMIDI機器のように
機器側にチャンネルの設定が無い場合もあります。
そういう場合はアンプ側のみ設定していればOKです!
2.電源を入れる
アンプもMIDI機器もどちらとも電源を入れましょう!
(説明無くても大丈夫だよね…?!)
アンプはスタンバイ状態で構いません。
ここからややこしい設定手順です!
3.LEARNボタンを押す
TriAmp MKⅡの一番左のほうにある
"LEARN"と書かれたボタンを押します。
※押しても離したらランプが消えますが仕様です
ここでは押したままにしないようにしましょう
4.アンプを保存したい状態に設定する
使いたいチャンネルと、
FXのONなんかもここで決めます。
5.LEARNボタンを押しながらMIDI信号をアンプに送る
3.で押した"LEARN"ボタンを押しながら
MIDI機器から信号を飛ばします。
(変な体勢になりがち)
ここで注意したいのが、
MIDI機器によって信号の飛ばし方が変わる事です。
今回使用している機器は、
ボタンが切り替わったタイミングで
信号を送信するので、
ボタン1に設定したい場合は
他のボタンを踏んだ状態にしておく必要があります。
ここがやたらむずい!
以上で設定は完了です!
要約すると、
1.機器繋ぐ(ケーブル購入時はpinの数注意)
2.電源入れる(STANBY状態でも良し)
3.LEARNボタン押す
4.アンプを保存したい状態に設定する(FXのON/OFFもここで)
5.LEARN押しながらアンプにMIDI信号送る(MIDI機器によって大きく異なる)
でございます。
上記手順で設定できない場合は
MIDIケーブルかMIDIコネクタが故障しているか、
MIDI機器から信号を送れていない可能性が高いです。
ここを中々調べられないのが難しいところ。。。
トライアンプマーク2をお使いの方で
MIDI設定が全く分からん!という方は是非お試しあれ!